R6.1.29 さくら課職員が「樹木医」の資格を取得

昨年12月1日、本市「さくら課」の職員である鈴木紀裕（としやす）が、一般財団法人日本緑化センターによる、樹木医の資格審査に合格し、資格を取得いたしました。

本市のシンボルである桜は、市民と企業が力を合わせて煙害を克服した力強い歴史の中で育まれてきた経緯があり、地域の宝として、市民・企業・行政の協働により守り育ててきました。

樹木医の資格を持つ職員の誕生は、全国でもまれであり（県内では、水戸市・つくば市に続く3例目）、植樹から60年以上が経過し、樹勢が衰え、倒木の危険性も高まる中、桜を次世代に引き継ぎ、桜を活(い)かしたまちづくりを推進するために大きな力になるものと考えております。

職員に樹木医がいることで、（1）専門的知見による質の高い樹木診断・処置、（2）全国の樹木医とのネットワークによる先進事例や最新技術等の情報収集、（3）事業者や市民等に向けた樹木の保護・育成に関するセミナー等の普及啓発などを進めることができるため、桜の保護・育成はもちろんのこと、本市の緑化行政の推進を図ってまいります。

最後になりますが、去る1月22日には本市固有の品種であります、極早咲きの「日立紅寒桜」が開花いたしました（見頃：3月上旬）。

今年は元日から、大変に痛ましい災害や事故が続発しておりますが、日立紅寒桜の淡い紅色の花びらが、皆様の心を少しでも癒すことが出来ればと、切に願うものであります。
（日立市長　小川春樹）