R5.8.15 終戦の日に寄せて

本日、日立市役所大屋根広場にて、平和への祈りを捧げる「8.15平和集会・平和行進（主催：平和をまもる日立市民会議）」が行われました。これは、毎年8月15日の終戦の日に行われているもので、今回で57回目を数えました。
日立市では、昭和20年6月10日の1トン爆弾攻撃、7月17日の艦砲射撃、同19日の焼夷弾攻撃と、三度にわたって連合軍による大規模な攻撃を受け、1,500人を超える尊い命が失われました。悲惨な戦争は、二度と繰り返されてはなりません。一方で、世界に目を向けますと、ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、内戦や紛争などの武力衝突が絶えることなく続いており、多くの人々が犠牲となっています。
4年ぶりの開催となった平和行進は、あいにくの天候となりましたが、日立駅前の「平和の鐘」を目指して多くの皆様と共に行進し、正午の鐘に合わせて黙とうを捧げました。平和への願いを込めたカリヨンの音色が、いつまでも市民の皆様の心に響き続けることを願うばかりであります。日立市としても、戦争の悲惨さと平和の尊さがいつまでも語り継がれるよう、引き続き、様々な平和啓発の取り組みを進めてまいります。（日立市長 小川春樹）