男女共同参画コラム「ランドセルの色のおはなし」

ページID1002620  更新日 令和6年4月8日

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日立市のランドセル

日立市では、小学校に入学する新一年生に日立市オリジナルランドセルを贈呈しています。

この取り組みは、第一次オイルショックの影響で物価が上昇した時代の各家庭の経済的負担を軽減するため、そして「すべての新一年生が同じスタートラインに立てるように」との願いを込め1975年(昭和50年)から始まりました。
今までに10万個以上のランドセルが子どもたちに贈られ、日立市の定番となっています。

ランドセルは自由に色を選べます

ところで、このランドセルは、赤色と黒色があって、どちらでも自由に選ぶことができるのはご存じですか。

以前は「男の子は黒」「女の子は赤」のランドセルを贈られていました。
1993年「明日をひらくひたち女性プラン」を改訂するために市民による委員会「明日をひらくひたち女性プラン改訂委員会」が設けられ、その中の教育部会で、「ランドセルの色はなぜ男女で決まっているんだろう。」という疑問からランドセルについて話し合われることになりました。

1994年に提出された提言書にはこう書いてあります。

なぜ「男は黒、女は赤」なのかということの背景には、色で男女を区別するという、昨今ではかなり時代遅れの考え方が色濃く反映されているのではないか。男はこうあるべきとか、女はこうしなければならないといった考え方を押し付けるのは問題であろう。この制度もこうした観点から見直す時期にきていると思われる。

この提言から、ランドセルの色についての見直しの検討がされることになり、1998年からは性別にかかわらずどちらでも好きな色が選べるようになりました。

個性を認める社会を実現するために

近年は「男の子だから」「女の子だから」といったことにとらわれずに、一人ひとりの個性を認める世の中を目指して、子どもの頃から男女共同参画についての理解を深める教育が進んでいます。

子どもたちが、それぞれの個性や能力を発揮できる社会を実現するためには、学校教育のみならず、子どもにかかわる全ての大人たちが、広く男女共同参画の視点を持って子どもたちと接することが重要です。

日立市は、男女がお互いの意思を尊重し協力し合う中で、それぞれが希望する生き方を実現するための多様な選択肢を提供できる環境を整えていきたいと考えています。性別にとらわれることなく、安心して理想とする生き方を追求し、個々が高め合いながら生きる。そんな一人一人のチャレンジを応援できるまちを目指していきます。

誰もが自分らしくいられる生きやすい社会を目指すことは、今の世界の大きな流れでもあるのです。

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小・中学生の皆さんに「男女共同参画について考えるきっかけとしてもらうための作品を募集しています。

男性の料理への参画を促進するため男性の作った料理やお弁当の写真を募集しています。

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