入学祝いにランドセルを贈呈!
ランドセル贈呈のはじまり
ランドセル贈呈がはじまったのは、1975(昭和50)年のこと。当時は、第1次オイルショックの影響で物価が上昇している時代でした。各家庭の経済的負担を軽減するため、そしてすべての新一年生が同じスタートラインに立てるように、入学のお祝いとして、ランドセルの贈呈がはじまったのです。この年、約4,100人の新一年生にランドセルが贈呈されました。
これまでに2回の大きなモデルチェンジがあり、特に初代から2代目へは、大きさや材質など多くの変更がありました。
おどろきの数
1975年から2018年まで、贈呈しつづけること43年。
これまで贈呈されたランドセルの数は、なんと10万個を超えます。
3代目ランドセルの縦の長さは約33センチメートル。
3代目ランドセル10万個を縦に並べると…なんと日立市の南北の距離25.9キロメートルを超えてしまうのです!!
同じランドセルで育つということ
日立市で生まれ育つと、みんな同じランドセルを使っていることは当たり前すぎるぐらい当たり前。子どもの時は、それこそ、このランドセルが「普通」で、このランドセルがどこからやってきたものなのか疑問にも思わず、6年間使い続けた方が多いのではないでしょうか。
「小学校の時、使ってたランドセル覚えてる?」
その一言で、初対面の気まずい空気も、話のネタがなくなった飲み会もちょっとは盛り上がることがありますね。
これまで10万人以上が手にした日立市のランドセル。そしてこのランドセルを使った子どもたちに関わった10万人よりずっとずっと多くの大人たち。
もしかしたら、同じランドセルで育つ・育てるということは、同じ思い出を持つということに近いのかもしれません。世代を超えて、共通の話題があることは幸せなことですね。
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