シン・緑化計画
カピバラ運動場の横にあるエリア、もともとはオスのカピバラを飼育していたエリアですが、最近では同じ齧歯目で南米に住んでいるマーラという動物を飼育しています。
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ウサギじゃないよ、マーラだよ
今年度のカピバラ緑地開放イベントも終わり、カピバラ運動場と今マーラがいるエリア一帯をマーラとカピバラ達に広く使ってもらおうと、自由に行き来できるようにしました。
こちらのエリアにもカピバラ用の大きなプールがあるのですが、せっかくカピバラが来るということで、味気ないプールを緑一面の水草にしてお出迎えしようと「シン・緑化計画」を実行することにしました!
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もともとのプール
しかし、野生のカピバラの主食は地面に生えている草と水草!もちろん動物園のカピバラも水草を食べてしまいます。せっかく水草を浮かべても食べられてしまって、すぐになくなってしまわないように
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水草農場設立!
こんな設備を用意してみました。水の入る大きく広い容器に山水を掛け流しにして、これでたくさん養殖できるはず。この水草は熱帯性なので、今年のように暑い夏であればすぐに増えてくれることでしょう!
じゃーん!1ヶ月でこんなにたくさん増えました!
この水草達をプールに浮かべてみると…
水草をかき分けて顔を覗かせる姿が、なんだか野生味出てていい感じですねぇ。
もともと南米に住むカピバラは水辺近くの湿地や草原に暮らしており、実際にこのように水草から顔を覗かせることがあるそうです。カピバラの目と鼻は一直線になっていて、こんな風に顔を最小限だけ水面に出して周りを伺うことができます。天敵に襲われないようにするための生きる工夫ですね。
警戒するとにょーんと首がのびます
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二頭なかよく ビビリン(オス)とセリナ(メス)
大きな水草(ホテイアオイ)は食べられることもありますが、根さえ残っていれば葉っぱがまた生えてくるので、ローテーションしながら水草プールを維持しています。小さい水草(確かオオサンショウモ)はカピバラはあまり好まないようでどんどん増えていきます。水草経営は順調です!
こんな感じで狙い通り水草いっぱいになって、担当者としても大満足です!
ただひとつ、問題なのが
掃除が1,000倍大変になったことです。掃除の度に回収して…。まあこれは良しとしましょう!
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水草滴る良いカピバラ
しかし、こんなカピバラが見られるのも寒くなる前の秋くらいまでかもしれません。
そもそもかみね動物園のカピバラは冬になると寒くてプールに入らなくなるのと、熱帯の水草なので、冬がくると枯れてしまいます。まだまだ暑さが続きますが、興味のある方はぜひみにきてくださいね!
水草のお世話に奔走中 日野
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