自宅の不具合を指摘して不安をあおる「点検商法」
点検商法とは、住宅の屋根や床下を「無料で点検します」と突然自宅に訪問してきた業者から「このままでは大変なことになる」などと不安をあおられ、不要不急の住宅リフォーム工事や建物清掃サービス等の契約をする手口です。
相談事例
- 【事例1】屋根を点検した後、工事をせかされ、見積もりの前に契約書にサインさせられた
- 【事例2】認知症の親が考える時間を与えられずに下水道の清掃を契約させられた
- 【事例3】市の委託業者だと思って点検を依頼したが実際は全く関係ない業者だった
- 【事例4】外壁のひびを指摘され、「今なら安くできる」と急がされて契約した
- 【事例5】業者から見せられた床下の映像が本当に自分の家のものだったか疑問
典型的な勧誘トーク
1.訪問・点検のきっかけとなるトーク
「近くで工事をしている者です」「工事のあいさつにきました」「お宅の瓦がずれている(浮いている)ようなので、無料で点検してあげます」など
2.消費者の不安をあおるトーク
「このままだと雨漏りしますよ」「すぐに工事しないと大変なことになりますよ」など
3.消費者の負担が軽くなると思わせるトーク
「この場で契約していただければ特別にお安くします」「保険を使えばお金はかかりませんよ」など
トラブルに遭わないために
- 突然訪問してきた業者には安易に点検させないようにしましょう。
- 工事はすぐに契約せず、十分に検討したうえで契約しましょう。
- 保険金を利用できるというトークには気をつけましょう。
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生活環境部 消費生活センター
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