令和7年5月「共創コラム(日製全体調整担当)」
「みんなの声」をご紹介します!
共創プロジェクトの日立製作所/全体調整担当です。
本ホームページが開設されてから5か月が経ち、「みんなの声」としてたくさんのご意見をいただいています。共創プロジェクトに対する大きな期待や応援の声はもちろん、私たち担当者としても改めて考えさせられるような、さまざまな視点からご意見をいただいており、感謝しております。これからも市民の皆さんの意見や要望をしっかりと受け止めながら、まちづくりを進めていくために、「みんなの声」に向き合うことがとても大切だと感じています。
今回は、「みんなの声」をご紹介するコーナーとして、実際にいただいたご意見の一部をご紹介するとともに担当者としての感想をお話します。なお、本コラムでの内容は担当者の個人的な感想であり、本プロジェクト全体の意見ではありませんので、その点もご理解いただければと思います。
※今回ご紹介しているご意見は情報取り扱いの観点から、アンケートのご回答そのままではなく、一部表現を修正しております。
アンケートは、ホームページの右下にあるアイコンからお答えいただけます。また、本ホームページ内の「みんなの声」ページでもアンケート結果を掲載しておりますので、ぜひご覧ください!
日立市をこんなまちにしたい
アンケートの中では、「日立市をこんな風にしたい!」という意見をたくさんいただいています。一般的にまちづくりは人任せになりがちですが、こうして要望をいただけることはとても貴重で、嬉しいことだと感じています。
複雑化する社会課題を解決するためには、皆さんの熱意と、地域の課題を自分ごととして捉え一緒に考えていただくことが大切です。これからも情報発信や仲間づくりのための施策を続けていきますので、ぜひ一緒に日立市の未来を考え、取り組んでいきましょう。
情報発信の仕方について
なかなかお厳しい…と思いつつ、まさに向き合うべき大切な意見だと思い、ご紹介させていただきます。 特に日立製作所では、新規事業に関わるメンバーは「横文字」を使いがちです。10年後、100年後の未来を描くためには、まだ世の中にない概念を技術的・哲学的な専門用語を使いながら、まずは目に見える形で表現することが必要です。
ただ、それらの言葉は一見すると日常生活から遠く感じられることもあります。「…で、結局何なの?」と疑問に思われるのも無理はありません。実際に日立市のメンバーと一緒に取り組んでいく中で、日立製作所のメンバーも現場レベルで見直しを進め、仕事の進め方はもちろんのこと言葉遣いひとつをとっても少しずつ変わりはじめています。
そういった分かりやすい説明をすることはもちろん必要ですし、一方で未来を市民の皆さんとともに描いていくためには、「サステナブル」や「イノベーション」といった言葉のイメージをきちんと伝え、共感していただくこともまた必要なことと感じています。
身近なもので例えてみます。「オレンジ」は直訳すると「みかん」になりますが、「オレンジ」は皮が分厚い大ぶりなもの、「みかん」は皮が薄い小ぶりなものを個人的にはイメージします。「オレンジ」にしか出せないニュアンスがあるように、「サステナブル」「イノベーション」にしか出せないニュアンスもあるのではないか、というのが私の仮説です。今後の発信にもぜひご期待ください。
情報発信内容について
先ほどの「発信の仕方」に対するご意見に加えて、情報発信の内容についても具体性や全体像への要望をいただいています。「…で、自分たちの生活はどう変わるの?」「結局、あなたたちはどんなことをしているの?」と疑問に思われるのは当然だと思います。
昨年度から地道に具体化を進めており、市民の皆さんにお見せできる目途も徐々に立ってきましたので、発表の際にはぜひご覧ください。

例えば最近では、「公共交通のスマート化」をテーマとして、2035年の日立市の将来像をグランドデザインとして公表しています。
かわいいタッチのデザインですが、これは実際に日立市をフィールドとして、「このエリアにはこんなものが必要なんじゃないか?」、「このエリアでこんなことできたら便利だな」ということを考え、作成したものです。
こちらのグランドデザインをベースにして、社会の動向を踏まえ、皆さんのご意見を取り入れながらよりよい交通サービスの実現をめざしてまいりますので、グランドデザインや身の回りの交通のお困りごとなど幅広くご意見をお聞かせください!
さいごに
他にもたくさんの「みんなの声」をいただきましたが、今回はここまでのご紹介とさせていただきます。改めて、たくさんのご意見をありがとうございました!
繰り返しになりますが、引き続きホームページの右下のアイコンからアンケートにお答えいただけます。「みんなの声」ページでアンケート結果をぜひご覧ください!