長時間の停電を踏まえた防火対策を行いましょう!

ページID1004849  更新日 令和6年1月24日

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積雪等に伴う長時間停電を踏まえた防火対策の徹底について

積雪などの影響により長時間停電が継続する場合、消防用設備等の非常電源として蓄電池設備や非常電源専用受電設備などを用いている場合、消防用設備等が有効に機能しなくなるなど、防火対策に支障がでるおそれがあります。
防火対象物及び危険物施設の関係者の方々におかれましては、管理する施設の用途や規模などを勘案し、長時間の停電時などにおける防火対策の徹底により、防火安全性を確保していただくようお願いします。

1 消防用設備等に関する事項

(1)長時間停電が継続し、消防用設備等が作動しない場合に備えた対応

  • ア 消火設備
    • (ア)消火器、簡易消火用具などの設置場所及び使用方法を再確認すること。
    • (イ)不活性ガス、ハロゲン化物消火設備等の自動消火設備については、手動による放出操作手順を再確認すること。
  • イ 警報設備
    巡回などによりこんろその他の火気使用設備・器具の火元の警戒を入念に行うなど、火災の早期発見を図るとともに、警報設備の設置範囲内への連絡及び周知体制を確保すること。

(2)自家発電設備の機能の確保

  • ア 非常電源として自家発電設備を使用している場合には、必要な燃料の確保などに努めるとともに、常用電源復旧後、直ちに運転を停止し、燃料の補給などにより、火災時の機能に支障のないように措置すること。
  • イ 特に燃料が空となったあとに燃料を補給した場合に再び適切に作動するためには、当該自家発電設備のエンジン部分の空気抜きが必要なものであることから留意すること。

(3)その他の留意事項

自動火災報知設備の中には、長時間停電することに伴い予備電源の容量が低下することなどにより異常警報を発するものがあることから、これらの警報音が作動した場合における対処方法について点検業者などに確認すること。

2 危険物施設に関する事項

長時間停電することに伴う危険物施設の安全確保については、次の事項に留意すること。

  1. 保安管理
    停電時の対処方法を確認のうえ、適切な管理を実施すること。
  2. 自家発電設備の稼働などに係る留意事項
    自家発電設備の稼働中、新たな災害などが発生した場合は、サービスタンク及び配管などの損傷、漏油などの発生がないこと

など、安全を再確認したうえで、再稼働させること。

3 その他の一般事項

  1. 火気管理の徹底
    防火対象物の関係者は、電気こんろや電子レンジなどの電気機器の使用中に停電した際には通電時に火災が発生しないようスイッチを切るなどの措置をすることについて、在館者に対してあらかじめ周知を図ること。
  2. 119番通報体制の確保
    停電により、IP電話やファクス機能付き電話などの一部の電話機が使用不能となるものがあることから、防火対象物の関係者はあらかじめ電話機の状況を確認し確実な119番通報体制を確保すること。
  3. 避難経路などの確保
    停電により、電気錠が設けられた扉及び自動ドアなどが機能を失って通行不能となるおそれがあることから、防火対象物の関係者はあらかじめ避難経路又は消防隊進入経路を確認し、通行ができるよう対策を講じること。
  4. エレベーターや遊具などの使用制限
    停電により、電気を動力とするエレベーターや遊具などが停止するおそれが高い場合には、防火対象物の関係者はあらかじめ使用を制限すること。

関係通知

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