日立市教育振興基本計画（2019～2023）を策定しました！

教育振興基本計画（2019～2023）

日立市が目指す教育の姿と施策の方向を示すため、「日立市学校教育振興プラン」及び「日立市スポーツ振興計画」を改訂し、更に「生涯学習」「福祉との連携」を加えた総合的な教育計画として「日立市教育振興基本計画」を策定しました。

• 日立市教育振興基本計画（本編） （PDF 9.6MB）
• 日立市教育振興基本計画（概要版） （PDF 2.0MB）

基本理念

未来を拓く人づくり

情報技術の急速な進展や人口減少などにより将来の予測が困難な時代の中で、夢に向かって、未来を拓く人材を育成するための教育を推進します。

計画期間

2019年度から2023年度までの5年間

推進テーマ

いいとこ発見 夢づくり（学校教育）

子どもたちが「自分のよさ」に気付き、自己肯定感・自己有用感を高め、お互いのいいところを見出し、認め合いながら、未来への夢を描くことができる学校教育を推進します。

ゆたかな学び 未来につなぐ 人づくり（生涯学習）

みんなで学び、共に教え合いながら、市民の誰もが生涯にわたって生き生きと過ごすことができる生涯学習を推進します。

楽しくスポーツ 活力づくり（スポーツ）

様々な年代の方や、障害のある方などを含めた幅広い市民を対象としたスポーツを推進し、スポーツを通じて、健康で生きがいをもって暮らせる、活力ある健康都市を目指します。

計画の特徴

未来を拓くプロジェクト

「未来を拓く人づくり」の実現に向けて、新たに着手・拡充して推進する主な取組を5つのプロジェクトに位置付けて展開します。

• 確かな学力の育成
  社会のグローバル化や技術革新が急速に進む中で、多様性を尊重し、国際社会に通用するコミュニケーション能力を養うとともに、基礎・基本の定着や自ら学び考える確かな学力を育成します。
• 教育環境の向上
  人口減少や少子化の深刻化、学校の担う役割が拡大している社会情勢の中、これからの時代を生きる子どもたちの学びを支えるため、学校・家庭・地域が連携しながら、教育環境の向上を図ります。
• 放課後や休日の活動環境の充実
  核家族化や共働き世帯の増加など、一人で過ごすことの多い子どもが増えていることから、放課後や休日を有意義に活動できる安全・安心な居場所や地域の大人とふれあえる環境を整備します。
• 文化財の活用
  日立風流物(ユネスコ無形文化遺産)や長者山遺跡(国指定史跡)などの本市固有の文化財を活用し、市民の郷土への理解や関心を高めるとともに、文化財の魅力を広く発信しながら、まちのにぎわいづくりと交流人口の拡大を図ります。
• スポーツの振興
  スポーツ施設の計画的な整備を推進し、市民ニーズを捉えた施設の利便性の向上を図るとともに、スポーツ合宿の誘致やスポーツに関する情報の提供により、スポーツによるまちの活性化を図ります。

「ひたちらしさ」を活かした取組

豊かな自然環境や特色ある教育施設、コミュニティによるまちづくりなどの「ひたちらしさ」を活かした取組を推進します。

• 未来を拓く力を育む学校教育
  急速に進む技術革新や社会のグローバル化に対応できるよう、情報教育環境の整備や英語教育の充実を図るとともに、“自分のよさ”や“将来の夢”を記録する未来パスポートを活用して目標や夢への意欲の向上を図るなど、子どもたちの未来を拓く力の育成を目指します。
• 生きがいや喜びを見出す生涯学習
  市民が生きがいや喜びを見出せるよう様々な学習機会の提供と自主的な学習活動を支援するとともに、地域や学校でその成果を活かすことができる機会を創出することで、持続的な地域力の向上に取り組みます。また、ユネスコ無形文化遺産「日立風流物」や国指定史跡「長者山遺跡」などの郷土の宝を適切に保存・活用しながら、郷土愛を醸成し、未来への夢をつなぎます。
• 健康と活力を生み出すスポーツ
  スポーツは、心身の健全な発達や健康の増進に重要であるとともに、人と人との交流を促進して、コミュニティの活性化などにも寄与します。すべての市民が「する」「みる」「ささえる」といった様々な形で積極的にスポーツに参加し、親しむことができるよう、ソフト・ハード両面にわたる環境の整備を目指します。

教育は日立市で！

まち全体で子どもたちの笑顔と元気を育みながら、誰からも「教育は日立市で！」と思われる教育の実現を目指します。