施策:既存の公共交通と連携した通勤者向け次世代モビリティ


既存の公共交通と連携した通勤者向け次世代モビリティ

「既存の公共交通と連携した通勤者向け次世代モビリティ」は、電動キックボードや電動自転車などの新たなモビリティの導入を図り、既存の公共交通と連携(例えば鉄道×電動キックボード、路線バス×自転車など)させる施策です。

取組意義

日立市の幹線道路では、特に朝夕の通退勤時間帯において交通渋滞が生じています。交通渋滞を解消するためには、自家用車による移動ではなく、公共交通機関で移動することが1つの手段として考えられます。しかしながら、BRT(バス高速輸送システム)やJR各駅から勤務場所までの距離が離れている方が多く存在することから、既存の公共交通と目的地をつなぐ移動手段の確保が求められます。

メリット

効率的な移動手段として、渋滞の緩和や移動時間の短縮が期待できます。特に自動運転や電動モビリティは、よりスムーズな通勤を可能にします。これらのモビリティは環境に配慮され、CO2排出量の削減に寄与します。更には、利便性が高く、公共交通機関との連携も強化されるため、自宅から最寄りのバス停などをはじめとしたラストワンマイルの移動が容易になります。加えて、通勤者のストレス軽減や健康促進にもつながり、全体的な生活の質向上が図れます。

取組詳細

通退勤時において、自家用車から公共交通への転換を図ることで日立市の大きな交通課題の1つである交通渋滞の解消をめざします。
そのためには、まず通勤者向けの次世代モビリティの導入可能性について実証実験を行います。実証実験を踏まえ、モビリティの導入を図り、既存の公共交通から目的地までの移動をつなげます。例えば、導入したサービスの初期のユーザーとして、域内企業の従業員に通勤時に利用してもらうことで、渋滞解消と新たなモビリティの普及促進を同時に図ることができます。