日立市新庁舎建設基本計画を策定しました

計画策定の趣旨

東日本大震災では、これまでに経験したことのない巨大地震と津波により、多数の公共施設が被災しました。
市役所庁舎についても、震災により大きな被害を受けたため、仮設の臨時庁舎に窓口機能の大半を移転するなど、応急的な対応が続いています。

このような中で、平成23年9月に公表された「日立市震災復興計画」において、新庁舎の建設が位置付けられたことを受け、平成24年2月には「日立市新庁舎整備基本方針」を策定し、新庁舎の建設指針となる基本的な考え方を整理しました。

そこで、これから具体的な新庁舎の建設事業を進めるに当たり、新庁舎に必要とされる規模や機能、建物の空間構成、敷地の利用計画等に関する考え方を明らかにするため、市民・議会からの意見や、庁内における実態調査の結果等を反映させた「日立市新庁舎建設基本計画」を策定しました。

計画の位置付け

この計画は、基本方針で示した考え方を、今後の基本・実施設計に適切に反映させることができるように、防災対策をはじめ、市民サービスの向上やユニバーサルデザイン、環境との共生、市民協働などの諸課題について、具体的な機能等の事項を取りまとめたものです。

今後予定している設計提案競技（設計コンペ）では、本計画の考え方を十分に理解し、さらに、行政経営の中核施設としてふさわしい提案を選定していくことになります。