新交通（ひたちBRT）の取り組みが「JCOMMデザイン賞」を受賞しました。

日立市では、新交通（ひたちBRT）導入の取り組みの中で、地域住民や沿線企業・高校、商業・観光事業者などで構成する「ひたちBRTサポーターズクラブ」を組織し、BRTのあるまちを地域が自ら考えデザインする取り組みを進めてきました。

ひたちBRTの車両デザイン、停留所サイン、運行リーフレット、時刻表、沿線マップなどについても、利用者の視点からサポーターズクラブが中心となり検討を行い、これまでの路線バスとの差別化を図るとともに、地域の歴史や文化を感じさせる統一感のあるデザインを採用しました。

今回、これらのデザインツール群における多世代が利用することを想定した落ち着いた色彩と意匠性、必要な情報を網羅しつつもコンパクトにまとめられた沿線マップの持続性などが高く評価され、平成26年度JCOMM（ジェイコム）デザイン賞を受賞しました。

JCOMMデザイン賞とは、一般社団法人日本モビリティ・マネジメント会議（通称：JCOMM）が国内のモビリティ・マネジメント（過度な自動車利用から公共交通等を適切に利用する状態への変化を促す取組み）の実務発展と技術発展を意図して設けた賞で、国内の様々なモビリティ・マネジメントの取組みや研究の中でも特に優秀なものを選考し、その実現に貢献した個人及び団体を表彰するものであり、意匠性（色彩や美的バランスなど）、機能性（使いやすさ、わかりやすさなど）、実務的活用可能性（実務的な活用可能性など）の視点で、とりわけ秀逸なデザインがなされたマップ、リーフレットフォルダーなどのツールについて授与される賞であります。

今後も、ひとにも環境にもやさしいまちづくりの実現に向け、ひたちBRTの全線供用に向けた事業推進と更なる利用促進に取り組んでまいります。

• 拡大画像：沿線まっぷ （Png 434.0KB）