第2回 ヒタチノヒトタチ 高久香里さん
ヒタチで活躍する様々なヒトタチにインタビューする、『ヒタチノヒトタチ』始まります!
第2回目は…
前向きに、しなやかに。毎日を自分らしく楽しむ、高久香里(たかくかおり)さんにお話をお伺いしました!
Q 高久さんのことを、色々なところでお見かけします!
A ありがとうございます!日立市では、「ひたち若者かがやき会議」という事業に参加していて、今年で2年目になります。
私は、「産直講座」というプロジェクトのリーダーをしています。
「食」にまつわる体験を通して、現地で働く方の魅力や地産地消の重要性を伝えることで、日立市での「暮らし」や「働き方」を考えるきっかけを作る講座なんですよ。
Q それ以外にも、色々な活動をされているんですよね?
A かがやき会議以外だと、「茨城オトナ女子会」・「食育スクール&プロジェクトIBARAKI HOLIC いばらきほりっく」・「SNS講師」・「フラワーアレンジメント講師」の4つがメインの活動です。
様々なジャンルで活動しているんですが、「自分自身が知りたい。自分自身を楽しみたい。」っていうスタンスは共通してますね。かなりシンプルイズベスト!な理由(笑)
Q どんなきっかけでフラワーアレンジメントの世界に?
A 自分の結婚祝いに、フラワーアレンジメントをいただいたのがきっかけでした。「え!これ作れるの?やりたい!」と思って、すぐに教室に通い始めたんです。
そうしたら、その教室が信じられないくらいに楽しくて!
先生と空間が、自分の「好き」にピッタリはまっちゃったんですよ。
Q 空間も?
A そうそう、そうなんです。だって、空間が人に与える影響ってすごく大きくないですか?
物事って一面じゃなくて、トータルですよね。お花だけでも駄目、先生だけでも駄目。
場所とモノと人があって、一つの空間・作品になるっていうか。なので、偏らず総合的に思考するよう意識してるんです。
私、いいものって誰かと共有したいんです。だからフラワーアレンジメントを勉強しながらも、この素晴らしさを皆に伝えたいなってうずうずしてました。
夫に「私も教室を開きたい!」って相談したところ、「いいじゃん、やってみたら!」と応援してくれまして。
そんなこんなで、運良く自宅で教室を始めることが出来ました。
Q 行動力がすごい!(笑)
A とにかく「やりたい!」っていう気持ちが強かったもので…。
実は私、会社に勤めていながら、フラワーアレンジメント教室を開いちゃってたんですよね(笑)
そんな時に1人目を妊娠したんですけど、当時の職場には出産したら退職するっていう風潮があったので、サクッと退職しました。
次のステージに向かうための一歩って感じでしたね。
Q SNS講師のお仕事というのは?
A 「見てもらえるSNS」のために、講師をしたり、講座を開いたりしてます。
例えば、生産者さんで良いものを作ってる方って大勢いらっしゃるんです。でも作るだけで止まっちゃったらもったいない。
その良さをいろんな方に広く知ってもらうことって、とても大事だと思うんです。
なので、どう発信するかっていう、コツのようなものをお伝えしています。
Q 活動されているうちの一つ、「茨城オトナ女子会」ってすごく楽しそうな名前のグループですね!
A めちゃくちゃ楽しいですよ(笑)主に、イベントや講座の企画運営を行うチームです。
私、2人目を出産した時に、家事・育児・仕事のバランスが取れなくなってしまったんですよね。
いろいろ上手くいかなくなって、「あれ?なんでだろう?」って自問自答したら、「自分と向き合う時間が欲しい」っていう気持ちが見つかりました。
「なら私が、自分と向き合う時間を大切にできるようなイベントを開く!」と一大決心しまして、そこから「茨城オトナ女子会」が発足しました。
Q そういえば先程、桜の塩漬けのパッキング作業をされていましたが?
A あれは「食育スクール&プロジェクトIBARAKI HOLIC いばらきほりっく」の活動です。
去年食べられるお花(エディブルフラワー)を使った「お花のソーセージ」を商品開発して販売を始めたんですが、季節を感じられるものにしたいなと思っていたんです。そんな時に「日立市には桜がある!」って閃きました。
その流れで、中里地域で桜の塩漬けを作っていらっしゃる椎名さんを紹介していただきました。今日は作業のお手伝いなんです。
私の第二の母です(笑)
Q 「食」というキーワードはどういう軸から出てきたんですか?
A 「食べるのが大好き」というところからですね(笑)
それと私、子どもの頃に一人でご飯を食べる機会が多かったんです。だから食卓に対して、温かいイメージを持てていませんでした。
その反動なのか、もしこの先家族を持つことがあったら、楽しさや温かさのある食卓にしたいなって、ずっと思ってて。
あとは、県北地域の魅力であり、人間の土台である心と体を作っている「食」の大切さと素晴らしさを、私自身も探求していきたいし、たくさんの方、特に子ども達に伝えていきたいっていうシンプルな理由です。
Q 高久さんは、県北地域を自分のフィールドと捉えて広く活動されている印象ですよね。
A そうですね、あまりその辺りは気にしてないかも。だって県北地域ってどこもすごく魅力的じゃないですか。
中でも日立市は、高校時代という多感な時期を過ごした思い出のまちなので、原体験というか、特に思い出深くて大好きなまちです。
Q 高久さんが仕事をする中で大切にしていることってなんでしょうか?
A 「相手との信頼関係を丁寧に築くこと」です。他人事ではなく、自分事に捉えて貰えるような関係を目指してますね。
お互いを理解し合うことには、たっぷり時間を使いますよ!
Q それにしても体が一つでよく足りますね…。
A 体がしんどい時もあるんですけどね(笑)でも決まれば行動するのみなので、熱意さえあれば案外いけちゃいます!
ただ、仕事や子育て以外に、一人の時間も作るって決めてます。それが無いと息苦しくなってしまうので…。
Q 高久さんご自身の経験を踏まえて、「女性」や「仕事」について感じていることはありますか?
A うーん…日本は、男性より女性の方が、家庭に対する比重が多いですよね。
だから女性の働き方を、家庭・会社・社会全体でもっと考えて、柔軟にしていって欲しいなと。仕組みづくりと意識改革ですよね。
私は、産後に社会との繋がりを持ち続けることってめちゃくちゃ大切だなと感じているので、特にそう思います。
老若男女関係無く、困ったときはお互いさまの精神で、家族も職場も皆がフォローし合えば、過ごしやすい社会になると思うんです。
あと、女性は男性よりもラベリングされやすいかな?と思うんです。例えば、「○○ちゃんママ」みたいな。それって少し寂しい。他の誰でもない「自分」という存在を大切にしてあげたいし、個が確立出来る社会であると良いなって感じてます。
Q これからの高久さんは?
A 「食」で突き進みます!生産者の方や企業と協働しながら、子ども達への食育活動と商品開発を進めて、県北や茨城の食の魅力を広めることが夢ですね。
私が大切にしていることは、「背景を知ること」、「楽しいことに積極的であること」、「共有すること」の3つ。
その3つを軸に、しなやかに変化を受け止めて行動出来る、前向きな私でありたいです。
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