エスパニョールだZOO

ページID1009294  更新日 令和6年1月24日

印刷大きな文字で印刷

11月11日にエスパニョールだZOOを開催しました。当園では「大人の1日飼育体験」以来の大人を対象としたイベントです。

このイベントのテーマは【「多様性」を知る・楽しむ】
「生物多様性」という言葉は誰しも聞いたことがあるのではないでしょうか。
生物多様性とはバクテリアから植物、昆虫、哺乳類など様々な生き物やその環境が互いに関わりあっていることを言います。私たちを含めて地球上に暮らす生き物は全てこの大きな環の中に含まれています。

現在、この生物多様性が人による自然環境の改変のせいで失われつつあります。人は地球から多くの資源を頂いて生きているのでこのまま失われていくと普通に暮らすこともできなくなるかもしれません。そのためこれを防ぐために生物多様性についてまずは「知る」という事が大切であり、動物園はそれを伝える役割をもっています。
しかし、普段生き物と関わりが無い、生物多様性について知る機会が無い、という方が多くいるのが現状。そこで少しハードルを下げて同じ人間でも違う国、文化、言語が存在しておりその「多様性」について知ることを楽しむイベントを動物園で開催できないか、と考えました。

今回協力して頂いたのはスペイン出身日立市在住のアンナさん。
まずは自ら作ってきてくれた資料で自己紹介とスペインのクイズを出題します。

世界遺産がたくさんあり、美味しいものも沢山ある美しい国スペイン。参加者からの質問も交えながらスペインについて楽しくお話してくれました。

そしてアンナさんと飼育員と共に動物園へ!各ポイントで動物にまつわるスペイン語をお話していきます。
スペインの言葉は男性・女性名詞があるなど独特です。また、巻き舌を使用して発音する単語があるのも特徴的。アンナさんに続いて発音しながら皆さん活発に質問もされていました。

はちゅウるい館ではカメのCacaを見ながら思いっきり発声。Cacaが何か分からない人は調べてみましょう。

カピバラは南米が生息地の動物。南米ではスペイン語が多く使われているのでcapybaraはスペイン語でも発音は変わりません。しかしアンナさんはアルゼンチンで使われているカピバラの言い方がお気に入り。皆で一緒に楽しく発声しました。
「カルピンチョ!」
スペイン語とは少し離れますがこういった話題も随所に取り入れながら和気あいあいと進んでいきました。

最後にヤギ(スペイン語でcabra)をアンナさんに上手に伝えてヤギへのおやつをゲット。
大人になってから久しぶりの餌やり体験をしてもらって終了となりました。
今回スペインの国や言語に興味を持った多様性を知ることを楽しむ気持ちを忘れずに動物園を周ってほしいと最後にお伝えました。
久しぶりに動物園を訪れた参加者の方もおり、皆さん目を輝かせながら動物を見てくれていたのもとても嬉しかったです。
多様性を楽しむ大人の企画。次回は未定ですが、開催する際はぜひご参加ください

(飼育員 かわそえ)

このページについて、ご意見をお聞かせください。

このページの情報は役に立ちましたか。
このページの内容は分かりやすかったですか。
このページは見つけやすかったですか。


役に立った点や、分かりにくかった点などをご記入ください。
このフォームに入力されても回答いたしませんので、ご了承ください。

このページに関するお問い合わせ

産業経済部 かみね公園管理事務所
所在地:〒317-0055 茨城県日立市宮田町5-2-22
代表電話番号:0294-22-5586
IP電話番号 :050-5528-5184
ファクス番号:0294-22-5596
産業経済部かみね公園管理事務所へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。