日立オリジンパーク

ページID1004705  更新日 令和6年7月8日

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写真:小平記念館展示
当時の迫力ある製品が並ぶ小平記念館(展示ホール)内

日立グループの原点へ

日立市の発展の大きな原動力となった日立製作所。
「日立オリジンパーク」は、1910(明治43)年に本市で創業して以来、「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」という企業理念に基づき世界中の社会課題解決に貢献してきた日立グループの挑戦の歴史と創業の精神を未来に伝えるため、令和3年11月にオープンしました。
福利厚生施設であった「大みかクラブ・大みかゴルフクラブ」の敷地内に「小平記念館」と「創業小屋」が新たに建設され日立オリジンパークを構成しています。

小平記念館は、小平浪平(おだいらなみへい)が日立製作所を創業するまでの歩みを紹介する映像や当時の製品、タッチスクリーンなどにより、日立の技術開発、挑戦の歴史を、日本及び世界の産業史とともに体感できます。
日立の原点である日立鉱山工作課修理工場を再復元した創業小屋では、創業製品の5馬力モーターが実際に動く様子や当時を再現した工具等の展示を通じて、創業時の苦労や息吹を追体験できます。

写真:エントランス

ガラス張りのエントランスからは、5馬力モーターが生み出された創業小屋が見えます。

写真:創業小屋
創業小屋
写真:5馬力モーター
日立製作所の第1号製品「五馬力誘導電動機」

令和5年6月27日、国の重要文化財に指定されました。

小平自慢のゴルフ場

「大みかゴルフクラブ・大みかクラブ」は、1936(昭和11)年に、社員の福利厚生と外国賓客の接待を目的に、「日立ゴルフ倶楽部」として開場したのが始まりです。
開場当時、東京ドーム約14個分の広さを誇る18ホール・パー74の本格的なコースは、数々の名コースを手掛けた井上誠一の設計によるもので、茨城県では初めて、全国でも14番目、企業が所有するゴルフ場としては日本初という、画期的なものでした。高床式寝殿造りの典雅なクラブハウスは、東大安田講堂の設計で有名な東京帝国大学建築学科教授・岸田日出刀の設計によるものです。

終戦後、農地化されたコースはシオン学園(現・茨城キリスト教学園)や政府への売却により、クラブハウス前の狭隘な芝生スペースを残すのみでした。
1950(昭和25)年、残った芝生で3ホールのショートホールから再開し、以降、徐々に拡張し、現在は、6ホールのコースで、一般の方にも親しまれています。
大みかクラブは、オリジンパークの開設に併せ、伝統的な建築様式を残しつつ、ユニバーサルデザインや省エネルギーに配慮した「おもてなしの場」としてリニューアルされ、地域をはじめ様々な人たちの新たな対話の場となっています。

写真:ゴルフ場
クラブハウスから望むゴルフ場

グリーンは、開場以来、希少価値の高い高麗芝で整備されています。

写真:大みかクラブ
おもてなしの場であるクラブハウス

写真:クラブハウス

1974(昭和49)年開催の茨城国体の際には、大みかクラブに昭和天皇・皇后がご宿泊され、前庭では「日立風流物」が披露されました。

詳細

「ひたち物語~ひたちらしさの数々~“モノづくりの礎”」該当ページ

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