懐かしの大煙突

ページID1004695  更新日 令和6年2月8日

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市民から提供された日立市のシンボル・大煙突の写真を紹介します。

写真:大煙突

大煙突を背景に、懸命に走る人々。

写真:第11回日立市民マラソン大会の様子


この写真は平成2(1990)年に開催された「第11回日立市民マラソン大会」の光景を収めた1枚である。写真提供者によると、小学生から大人までが参加、2~10kmの8部門に分かれ、1,000人近くが走ったと言う。コースは日立製作所山手工場を発着に、仲町通り、日立武道館を周回するもの。

調べたところ、「日立市民マラソン大会」は昭和55(1980)年から平成3(1991)年まで、日立地区体育振興会主催で開催されたマラソン大会だそうだ。かつては地区単位でこういった大会が開かれることも珍しくなかったようである。

今や日立市のマラソン大会と言えば毎年4月に開催される「日立さくらロードレース」。満開のさくら並木の下を走り抜け、海の上の日立シーサイドロードを走る…どちらにも共通しているのは、日立のシンボルを背景に走るマラソン大会であることだろうか。

走者を山の上から見守る大煙突の姿に、どこかホッとする1枚である。

自宅からの風景

写真:屋上から見える大煙突の煙1

写真:屋上から見える大煙突の煙2

今回紹介する2枚の写真は、昭和40年代に撮影された写真である。

撮影者は結婚して最初の住まいが東町の浜の宮アパートだったそうだ。

屋上から見える大煙突の煙はいつも大空に伸びていて、東の海の青さと西の空の茜色と煙が奏でる美しいコントラストに感動して見ていたという。

大煙突はいつでも日立市民の風景のなかに溶け込み、ふとした瞬間にドラマチックで、感動的な姿を我々に見せてくれる気がする。朝日に照らされる姿、夕日に映える姿、霧のなかに浮かぶ姿…それは折れてしまった今でも変わらない。

昭和46(1971)年10月16日と17日の2日間、水戸駅と平駅(現いわき)間でSL特別列車(C571)が運転された。撮影者は大のSLファンだったが、この時はSLの特徴でもある煙を吐く場所よりも、最も日立市の風景として誇れる大煙突を入れるべく、自宅アパートの屋上から撮影をしたそうだ。

身近にあった大煙突への愛を感じる写真である。

※写真は平成30年度「日立市ってホントはすごいんです!」プロジェクト第2弾で募集した写真をご紹介しています。

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