【ひたちのひととき】雑貨屋maple hutte(メイプルヒュッテ)

ページID1020552  更新日 令和8年7月9日

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maple hutte外観の写真
maple hutte外観

オンラインショップから始まった雑貨店「maple hutte(メイプルヒュッテ)」が、2026年5月30日に実店舗をオープンしました。

店主・伊藤さんが「自分の店を持ちたい」という想いを形にした場所は、日立市石名坂町にある夕日が美しい古民家。

築55年の古民家は、ボランティアの方と共にDIYを行い、温もりあふれる店舗へと生まれ変わりました。

今回はそんな伊藤さんの想いがぎゅっと詰まったお店maple hutteを訪ねてきました。

maple hutteはどんなお店?

様々な雑貨が並ぶ店内
様々な雑貨が並びます

maple hutteは、キッチン雑貨やインテリア雑貨をはじめ、アクセサリーや洋服、古本など、多様なジャンルの商品を取り揃えるセレクトショップです。

お店のコンセプトは「my favorite things!」。店主の伊藤さんは、自分への小さなご褒美になるものや、手に取ると思わず誰かの顔が浮かぶようなアイテムを選ぶことを大切にしています。

「アオイロマミレ。」様の作品の写真
「アオイロマミレ。」様の作品

maple hutteでは、作品の委託販売も引き受けており、どれも伊藤さん自身が心惹かれたものを販売しています。

作家やショップのオーナーが届けてくれるアイテムは、どれもmaple hutteの空気感に自然となじむものばかりで、伊藤さん自身も店内にいるだけで心が弾むのだとか。

店内の写真
「ありがとう」の気持ちを気軽に伝えてほしい

「雑貨を見ていると『これ、あの人にも喜んでもらえそう』と、ふと誰かを思い浮かべることがあります。ギフトを贈ることがもっと身近になって、『ありがとう』や『お疲れ様』の気持ちを気軽に伝え合える日常が広がっていったら嬉しいです」と伊藤さんは話します。

どうしてお店を開こうと思ったのですか?

店から外を眺める写真
「誰かの日常が少し豊かになる」そんな場所にしたい

「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を持っていた伊藤さん。

イベント出店でお客様や出店者との出会い、何気なく交わした言葉に背中を押され、新たな一歩を踏み出した経験がありました。

そんな経験から、自分がお店を持つなら、ただ商品を販売するだけの場所にはしたくないと思うようになりました。誰かの日常が少し豊かになったり、新しい一歩を踏み出すきっかけになったりする場所にしたい—。その想いが、このお店づくりの原点になりました。

店の外観と花畑
お店をやるなら日立市で。(画像提供:maple hutte)

伊藤さんは一度生まれ育った地元・日立を離れたとき、当たり前にあった日立の景色や空気の心地良さに改めて気付いたと話します。

「お店をやるなら日立で」

そう想い続け、約2年かけて現在の物件と出会いました。

物件は築55年の小さな古民家で、どこか懐かしさを感じる雰囲気と、ほどよい広さが自分の理想にぴったりだったそうです。

お店のイメージをメモした紙の写真
湧き上がったイメージをメモした紙

物件の中に足を踏み入れたとき、初めてお店のイメージがはっきりと浮かんだと振り返ります。

「ふと立ち寄って『ただいま』と言いたくなるような、あたたかみのある場所にしたいというイメージに、この古民家が自分の理想とぴったり重なりました」

縁側から眺める夕日の写真
縁側から眺める夕日(画像提供:maple hutte)

縁側から見えた夕日の景色も、この古民家を選ぶ決め手になりました。

「お店をつくる過程ではたくさんの方に支えていただき、人とのつながりに助けられました。だから今度は、自分なりの形で誰かにとって新しい出会いや新たな一歩のきっかけになれたら嬉しいです」

そう話す伊藤さんは、自身の夢をかなえたこの場所を、誰もが「ただいま」と言いたくなるような心安らぐ居場所に育てていきたいと話してくれました。

お店は様々な方と一緒にDIYをしたと伺いました。なぜDIYという方法を選んだのでしょうか?

時由地材さんの写真
時由地材さん(photo by @kaori.food_design)

伊藤さんが目指したのは、商品を販売するだけではなく、実家のように「ただいま」と言いたくなる場所でした。

自身の理想を形にするため、空き家活用やリノベーション事業を手がける「時由地材」代表 本谷さんに相談したところ、「共創DIY」という取り組みに出会います。

お店をつくる過程そのものが、人とのつながりや思い出になる—。そんな「共創DIY」の考え方は、伊藤さんの思い描いていた理想のお店づくりと重なっていました。

共創DIYの様子の写真
共創DIYの様子(photo by @kaori.food_design)

DIYには、イベントで知り合った出店者やお客様、SNSの募集を見て集まったボランティアなど約20名が参加。およそ1か月をかけて、お店をつくり上げました。

「作業を通して会話が弾み、何度も訪ねてくれる人もいました。この場所は建物だけではなく、人とのつながりや想いも積み上げてできあがった場所だと改めて感じています」

お店ができる過程の写真が飾られている様子
お店ができる過程の写真が飾られています

伊藤さんにとって、集まってくれた人たちと過ごした時間は、単なるDIYではありませんでした。

ペンキで汚れた手。笑い声が響く古民家。少しずつ変わっていく空間。

気づけばこの場所は、お店になる前から人と人をつなぐ場所になっていました。

これからどんなお店にしたいですか?

お店の入口の写真

「maple hutteは、ふらっと立ち寄って、深呼吸できるような場所にしていきたいと思っています。忙しい日々の中で少し立ち止まれたり、誰かとの会話や新しいものとの出会いを楽しめたり、そんな”日常の余白”のような存在になれたら嬉しいです」

そう話す伊藤さんは、今後はイベントやワークショップも開催し、人と人が自然につながる場所づくりにも挑戦していきたいと話します。

店内の写真

雑貨を買うためだけではなく、景色を眺めたり、誰かと言葉を交わしたり。

忙しい毎日の中で、少しだけ肩の力を抜ける場所。

古民家をDIYしながら、たくさんの人とともにつくり上げてきた「maple hutte」には、商品だけでなく、人とのつながりや時間の積み重ねが息づいています。

お店作りに協力してくれた方々への感謝のメッセージボードの写真
お店作りに協力してくれた方々への感謝のメッセージ

石名坂町に生まれた小さな雑貨屋。
その扉を開ければ、きっと誰かの“好き”や“心地よさ”に出会えるはずです。

 

maple hutte(メイプルヒュッテ)

■住所:茨城県日立市石名坂町1-41-16

■営業:(火・水・金曜日)14時~19時

 (土曜日)12時~19時

■定休日:日・月・木曜日

■駐車場:4台

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